知的障害のある方の認知発達や適切なコミュニケーション行動を促すためには、まず状態像を客観的に捉えることが必要です。関わる人の思い込みや願望で判断してしまうと、本人の理解や行動特性に合っていないことを強いることになります。そうすると、ストレスや不適切行動などの二次障害を引き起こすことがあります。
そこで、知的障害の程度や特性に合った関わりをするために、知識が必要となり、学びが求められるのです。知識を持った上で関わると、「なぜこんなことをするのか不思議だったけれども、その意味がわかった」「やりとりがしっくり、スムーズにできた」といった体験ができます。そういった体験を積むことで、知的障害のある方も関わる方も穏やかに生活しやすくなると思います。
ここでは、主に、知的障害や発達障害の状態像とそれらの障害のある方への具体的な関わり方・指導の仕方がわかるような動画と書籍を紹介します。
動画
知的障害、発達障害についてわかりやすく話されているものを集めました。最近はオンラインセミナーや動画配信が増え、遠くに行かなくても著名な先生のお話を聞くことができるようになりました。ぜひご活用ください。それぞれの動画のコメントには所要時間を示しましたので、見られる際の参考にしてください。
書籍
知的障害、発達障害、教材・教具、子育て、代替コミュニケーション、ICTに関するものを集めました。私がふだん参考にし、活用しているものから、障害のある方に関わる仕事を始めたころからバイブル的存在になっているものまであります。ご相談があれば、他の書籍もご紹介させていただきます。